なぜ家は「耐震等級3」が必要なのか?
なぜ家は「耐震等級3」が必要なのか?
JUST+(ジャストプラス)の定額制規格住宅では、
SクラスもHクラスも全棟「耐震等級3を標準仕様」としています。
これは、今の建築基準法で定められた1.5倍の強度を
持っている家ということになります。
こんにちは。
魂の建築ザムライ 松本です。
近年では東日本大震災や熊本地震など大きな被害を出しましたが、
これからも私たちが住んでる愛媛県も南海トラフ大地震など
大きな地震が予測されていますね。
だからこそこれからの住宅には「耐震等級3」が必須と考えます。
日本で近い将来予想されている大規模地震
日本は、4つのプレートの間に位置しており、2,000本もの活断層があると言われています。
これによって小さな地震から大きな地震まで頻繁に起こっているのです。
だから近い将来、M(マグニチュード)9レベルの巨大な海溝型地震や、
M7レベルの直下型地震が起こるといわれています。
・南海トラフ地震
西日本全域で30年以内に約70~80%の確率で、
M8~9レベルの大規模地震な海溝型地震が発生するとの予測。
・首都直下地震
南関東で30年以内に約70%の確率で、M7レベルの地震が発生するとの予測。
西日本に位置する愛媛県でも、南海トラフ地震は他人事ではありませんね。
M9といえば、東日本大震災やスマトラ島沖地震くらいの地震のレベル。
広い範囲で大きな被害がでると予想されてます。
震度7の揺れに耐えられる建物とは?
東日本大震災では、宮城県で最大震度7が観測されました。
これから家をを建てる際には、これと同規模の地震を想定して
「震度7の揺れに耐えられる建物」を建てなければなりません。
現在、日本の建築基準法では、
「震度6~7程度の大地震で倒壊しない強度」で建物を建てるという決まりになって流と知ってましたか?
つまりこれから家を建てる場合は、
どの建物も震度7の揺れに耐えられる強さに設計されているということです。
しかし、震度7で倒壊しない最低限レベルの強さを持った家を建てても
1回の揺れなら大丈夫でも、もし2回、3回と大規模な揺れが起こったら・・・
不安が残りませんか?
もちろんみなさん不安が残りますよね!!
最初の揺れには耐えられたとしても、その揺れで建物が損傷していたら
度重なる大きな揺れには耐えられないかもしれません。
実際に熊本地震では、
現行の建築基準法を守って震度7に耐える強度で建てられた住宅でも、
崩壊してしまったケースが多くみられました。
「耐震等級3」で余裕をもった強さの家を建てる
これから起こりうる将来の大地震に備えるためには、
「震度7でギリギリ崩壊しない」ではなく
もっと耐震の余裕をもった強度の住宅を建てるべきですよね。
そのための指標となるのが耐震等級で、1~3の3段階に分けられます。
JUST+(ジャストプラス)でも全棟標準で取り入れている「耐震等級3」は
耐震等級のなかでも最大レベルの等級です。
震度7相当の1.5倍の地震で倒壊しない強度を持っています。
耐震等級3 |
建築基準法の1.5倍の耐震性能。 |
消防署・警察署 |
耐震等級2 |
建築基準法の1.25倍の耐震性能。 |
病院・学校 |
耐震等級1 |
建築基準法の最低限のレベルを満たす耐震性能。 ・震度6~7程度の大地震で倒壊しない ・震度5程度の中地震で損傷しない |
戸建て住宅 |
消防署や警察署など、災害時に拠点となる建物も「耐震等級3」
だということはみなさん知ってましたか?
このことからも、耐震等級3の住宅の安全性がわかっていただけますね。
耐震等級3で家族の命を守る
2016年の熊本地震での建物の被害は、
住宅全壊8,673棟、半壊34,726棟、一部破損162,479棟。
地震を直接の原因として死亡した方が合計50名いらっしゃいましたが、
その最大の原因が家屋の倒壊でした。
50名のうち37名の方が家屋の倒壊を原因として亡くなっています。
阪神大震災で亡くなった方も、多くが圧死や窒息死など家の倒壊が原因でした。
大きな地震で家が倒壊すると、ときに人の命を奪うことになります。
熊本地震で倒壊した家の中には、耐震等級2(長期優良住宅)の家もあったそうです。
家族の命や幸せを守るためには、耐震等級3の強度が不可欠であり、
これが当たり前にならなければいけないとJUST+(ジャストプラス)は考えます。
住宅(家)とは本来、家族の命や生活、幸せを守るもの。
自分たちが好きなデザインや間取りももちろん大切ですが、
第一に耐震性や安全性などを考えることが本来一番必要
なことなんです。
魂の建築ザムライ